読書感想『最後の医者は雨上がりの空に君を願う』
どうも群青です
今日は、久しぶりの本紹介といきましょう
私自身、あまり小説というものを読まないんですよね
その中で紹介するのが、紹介するのは題名にもありますが、『最後の医者は雨上がりの空に君を願う』という作品です
ずばり、小説です
おいおい、言ってることと違うんじゃないか!って思った読者の皆様!
ごめんなさい。。。
でも、たまにはいいですよね
小説も!
というところで紹介に移ります
著者は二宮敦人さんになります
他にも『18禁日記』や『世にも美しき数学者の日常』などを書かれている人です
この二宮さんですが35歳とまだまだ若いんですよね
一橋大学経済学部を卒業されているとのこと。。。
なんて高学歴。。。
一橋とか頭のいいところに通ってみたい人生です。。。
前置きはさておきこの本は上下巻からなるのですが主に3つのテーマに分かれています
しかもそれぞれの物語が「とある〇〇の死」という題がつけられているんですね
1つ目が「とあるチャラ男の死」で2つ目が「とある母の死」・そして3つ目が「とある医者の死」と題されています
つまり誰かしら亡くなる物語なわけです
題名はなにやらハートフルな感じがしますがね。。。
なかなか最初の方はダークな感じなんですよこれがまた
でも読み進めるとこれがページをめくる手が止まらないんです
先が気になって気になって。。。おもしろい小説ってこれがあるんですよね
時間を忘れさせてくれる。。。
全部読んだ感想は”いろいろ考えされる作品”だなということです
この作品は医療を題材にしたものなんです
私は、幼児期より病院という場所にすごくお世話になっていたので病院や医療を舞台にした作品というのはかなり身近なものでしてのめりこんでしまうのです
生き方を問い直される作品と
「諦めてもいい」「流されるままに生きればいい」読み進めていくとこの言葉の意味が心に来るんですよ
少しだけ中身に踏み込みたいと思いますので内容を知りたくないという方はこの辺で。。。
ここから先は少しだけ物語に触れたいと思います
この物語は全く医療に関しての在り方の考え方(言い換えれば極端な哲学)が違う二人の物語なわけです
まず桐子という医者がいるのですがこの人は積極的に余命宣告を行い、患者に死を受け入れよといわば”患者には余命を受け入れる道もある”という考え方を持っています
一方の福原という医者は奇跡を信じて最後まで治療を諦めないいわば”患者の「延命」を諦めない”という考え方を持っているわけです
この桐子と福原は読み進めていくとなにやら特別な縁故があるんですよね
そこはぜひこの作品を読んでみていただきたいのですが。。。
(私は出版社の人間ではありませんのであしからず)
この作品は映画化の企画も進行されているとのことで個人的に注目したいと思います
それでは